EMになりました
はじめに
私は、5年ほどSWEとして過ごしていました。そんな中、会社の事情があって、つい最近エンジニアリングマネージャーになりました。
EMになった理由や楽しいこと、辛いことについてまとめておきます。
なぜEMになったか
上司からマネージャーをやってくれないかと言われ、その場ですぐに”いいですよ”と答えました。マネージャーになることで、自分自身のアウトプットだけではなく、チームのアウトプットの最大化が僕の仕事になることも把握していました。その仕事に関わることで、僕自身の視座が高くなることに期待して承諾しました。
予想外だったのは、エンジニア組織も完全に作り直して、その組織開発から自分にお願いされたところでした。というわけで、プロジェクトマネジメント領域とピープルマネジメント領域とプロダクト領域の責務を持ったEMが爆誕です。(TLがいたので、テック領域はお任せしました)
楽しいこと
EMになったことで、確実に仕事の見方が変わりました。
自分自身の問題を解決するよりも、組織全体に目を向けなくてはいけないので、視座が高くなったと思います。チームの課題が少しずつ解決できていることを見たりすると、やっぱりテンションが上がりますね。
もともとエンジニアチーム内で会話が少なかったのもあり、質問がしにくい状態や、わからないこと、これがしたいが言いにくい状態でした。(俗にいう心理的安全性が低い状態とでもいうのでしょうか)
自分が挙げた功績の一つは、その心理的安全性を高くできたことだと思います。自らがメンバーに質問をしたり、メンバーの動きが遅かった場合はこちらから質問を投げて課題を把握し、「そのことだったらAさんが詳しいから聞いてみよう!」とアドバイスしたりと、それが積み重なりメンバー内での会話が増え、メンバー同士で助け合うことが増えてきました。
コミュニケーションが多いチームが正義だとは思いませんが、効率よくコミュニケーションをし、メンバーの成長やイシュー解決の効率化ができるチームになってきたと思います!
辛いこと
やはり会議やミーティングなどに追われ自分の時間が減ることです。
自分の時間が確保できなくなったり、僕自身今一番つらいのは、「会議やミーティングが増えてしまって考える時間が短くなる⇒意思決定が遅くなる&質が悪くなる⇒メンバーの作業が遅くなる&アウトプットの質が下がる」といったことを個人的に懸念しています。メンバーに聞くと、そんなことないよと言われますが。
自分の時間を確保することは大切です。会議で社長などの話を聞いて情報に触れ、そこから質の良い意思決定をするためにも、より一層自分の時間は大切です。
考える時間をしっかりととり、質の良い意思決定を素早いスピードでできるように、もっと頑張らないといけないと思うので、頑張ります。
質の良い意思決定はどうやったらできるんだろうか、、、
まとめ
私がエンジニアリングマネージャーになった理由、そして楽しいことと辛いことを記載しました。
まだまだ就任して4か月くらいですが、毎日試行錯誤の中で精進しています。
よくEMについて言われている”EMはとても大変”もなんとなく肌身に感じています(笑)
この先僕がEMのキャリアを極めていくのかはわかりません、たぶんずっとこの道を選ぶことはないんだろうなと思います。ただ、エンジニアリングとビジネスの境界に入れるこの職種は、確実に今後の自分のキャリアには良い影響を与えると思っています。
今後も楽しみです!
新人の教育係を担当して
ついに社会人二年目になり、私にも後輩が出来ました。
新人君の教育係を約半年間ほど体験し感じたことなどを書いていきます。
(※初めての投稿になります。見るに堪えない部分があるかもしれませんがお許しください。またアドバイス等ありましたら是非お願いします。)
教育係を行って感じたこと
私が教育係を行って感じたことは主に以下の三つになります。
- 教えることの難しさ
- すべてを教えるのはNG
- 私自身の成長につながる
これら三つについて簡単に自分の意見を書いていきたいと思います。
■教えることの難しさ
私自身はうまく教えることが出来た!と感じても、相手にはうまく伝わっていないことが多くありました。手順を教え、作業をお願いし進捗を確認すると全然進んでいない(又は求めているものと全く違うものが完成している)などが起こりました。
<学び>
こればかりはうまく伝えることを練習するしかないと感じています。私の経験不足を非常に感じました。
現在は、「じゃあどのように作業を進めていく?」といった形で質問をし、相手の理解と自分の理解の相違をなくすように心掛けています。
■すべてを教えるのはNG
ある日新人に手順書の作成をお願いした際、新人に付きっ切りに、私がほとんど作成した資料になってしまった経験がありました。
<学び>
明らかによくないです新人が成長しないという面でも。
さらにこれを経験した際に、「自分で作ったほうが早いやん...」と感じてしまいました。(指導者に向いていないかもと感じた瞬間でもあります)
現在は完成のイメージだけを一緒に共有し、作成自体は自由にやらせています。
「作成⇒完成物を私がレビュー⇒指摘修正」といった手順。
これによるメリットは二つほどありました。
- 新人が自分の力で考えるので、成長ややりがい、達成感を感じてくれる。
- 完成物の指摘を行うことで、私自身に「より良くするためにはどうしたらよいか」を考える力が身につく。
1は新人君に対してのメリットですが、2は私自身のメリットですね、2についてはなかなかムフフって感じです。
■私自身の成長に繋がる
これが一番半年で感じたことです。
教えることで知識がより深く身につく。今まで以上に頭を働かせている。といった自分自身の成長に多大なる影響を与えてくれています。
そして何より、新人君が成長しているのを見るととても嬉しいです。
まとめ
新人君の教育担当を半年間行って感じたことを簡単にまとめました。(本当はもっとありますよ!)
やはり新人君から学ぶ事がとても多い。私はよく新人君と「今後のキャリア」や「どのようなサービスがあると世の中便利になるか」などを話すのですが、その際になるほどと感じます。仕事面についても「これめんどくないっすか?」など的確な意見を言ってくれます。
非常に素晴らしい新人の教育係になったことをうれしく思います。
まだまだ未熟者の教育担当ですが、「新人君と一緒に成長する」ことを心掛けて、今後も頑張っていきたいと思います。